型枠工事いろは
COLUMN
コンクリートのジャンカとは?
コンクリートを打設して固まり、型枠を外したときに、コンクリートの表演がなべらかでなく、凸凹してザラザラしてしまうことがあります。このような状態のことを、「ジャンカ」といいます。
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型枠工事の建入れ直しとは?
建入れ直しとは、建物の柱や梁などの構造物の精度を高めるために、型枠の位置を調整する作業のことです。型枠を鎖でつないで、ターンバックルを調整して、型枠の精度を高めます。
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型枠工事の根がらみとは?
パイプサポートでは届かない高さの場所のスラブや梁などの型枠工事では、鋼管枠を支柱とすることがあります。その足元の滑動を防ぐために、鋼管枠の足元にパイプを横に這わせて固定しますが、この固定する方法のことを「根がらみ」と言います。
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型枠工事のクランプとは?
型枠工事では、クランプという金具をたくさん使用します。クランプとは、日本語では「留め金」と訳されるものと思われます。型枠工事では、主にパイプを固定するものをクランプと呼んでいます。
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鋼管枠を用いた型枠支保工とは?
鋼管枠とは、現場の足場として用いられている門型の支柱のことです。これを、型枠支保工として用いる型枠工事があります。天上の高い場所のスラブに用いられる型枠で使用されます。このような支保工のことを、「枠組支保工」と言います。
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パイプサポートの水平つなぎとは?
パイプサポートは、高さが3.5mを超える場合には、高さ2m以内で水平つなぎを設置します。水平つなぎとは、パイプサポート同士を棒でつなぎ合わせる部材のことです。パイプサポートと水平つなぎは、緊結金具で固定します。
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パイプサポートの継ぎ足し
スラブや梁の高さが高くて、パイプサポート1本では長さが足りない場合、パイプサポートを2本まで継ぎ足すことができます。接合部は、4本のボルトか、専用金具で固定します。
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型枠工事の端太材とは?
端太材の読み方は、「ばたざい」です。端太材とは、型枠工事で用いられる補強用の角材やパイプのことです。材質には、木製、鋼製の端太材があります。木製角材のことを端太角(ばたかく)と言われることもあります。
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水の侵入の恐れがある場所の型枠工事
型枠工事では、地下室や擁壁などで、地下水や川の水などがコンクリートの中に侵入する恐れのある場所を工事する場合があります。そこに用いるセパレータには、止水板と言われるゴムが取り付けられたセパレータを用います。ゴムによって水の侵入を防ぐことができます。
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型枠工事の緊結材とは?
型枠工事の緊結材とは、セパレータやコーン、フォームタイなど、せき板をきつく締め付けて固定するための金具のことです。セパレータはせき板の隙間を保持するためのものです。コーンはセパレータの先に付ける円錐状の器具です。フォームタイは、せき板を固定するパイプを固定するものです。
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透水型枠工法とは?
せき板の表面に微少な孔の空いたシートや織布を貼り付けたものを用いて、コンクリートを打設する工法です。コンクリートの余計な水分や空気が抜けるので、ジャンカが起こりにくくなり、コンクリート表面の仕上がりが緻密になります。せき板にも水や空気が抜ける穴を、所々に空けておきます。
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木製せき板の保管方法は平積みが基本
型枠工事で用いられる木製のせき板は、保管するなら基本的には平積みにします。そのときに、せき板の下側に受け材を敷きますが、敷き材は2本にしておいた方が良いです。3本にすると、両端のどちらかの受け材が、重みで沈んでしまうと、せき板が反ってしまうからです。
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型枠で用いるせき板のB-C品とは?
型枠工事で用いられるせき板には、表面の状態をA種からD種までの基準で表します。その中には、B-C品と言われるものがあります。B-C品とは、片面がB種、もう一方の片面がC種のせき板のことです。
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パイプサポートの接手
天井の高さが高いところにあるスラブの型枠工事をするときに、サポートが届かない場合があります。その場合はサポートを継手して使用することができます。体育館のように継手しても届かない場合は、枠組足場を転用した枠組支保工を用います。
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鉄筋の上を歩くための歩み板
鉄筋コンクリートのスラブ部分の鉄筋をくみ上げたら、その上を歩くと、鉄筋の結束が崩れたり、鉄筋がズレたり曲がったりするなどのトラブルになる可能性があります。それを防ぐために、鉄筋の上に歩くための板を渡します。その板のことを歩み板といいます。
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鉄筋の先端に被せるキャップの役割
鉄筋コンクリートの現場で、鉄筋が下から垂直に出っ張っている場合、その先端に黄色いものが被せてあることが多いと思います。その名称をプラスチックキャップ、もしくは単にキャップと言います。
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鉄筋コンクリートで使用される異形鋼棒とは?
鉄筋コンクリートで型枠の中に入る鋼棒は異形鋼棒と言われるものです。異形鋼棒とは、通常の鉄の丸棒に「ふし」と言われる凸凹が付いたものです。異形鉄筋とも言われます。
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プレキャスト工法
薄肉のプレキャスト型枠を使用して、打ち込まれたコンクリートと一体化させる型枠工法のことです。プレキャストとは、「形成済み」という意味です。プレキャスト工法は、鉄筋コンクリートの柱や梁、壁などに使用されます。
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合板代替型枠の材質
合板代替型枠とは、合板を用いない型枠です。材質には、金属系と合成樹脂系のものがあります。合板よりも繰り返し使用することができたり、スラブの合板はそのまま設置したままにしたりします。
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埋め戻し型枠工法とは?
埋め戻し型枠工法とは、基礎地中梁の躯体工事をするときに合板で型枠をつくらずに、土圧に耐える構造の特殊な鋼製型枠などを用います。その後に掘った土を埋め戻してコンクリートを打設します。
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型枠組立での確認事項
型枠にはたくさんのせき板やパイプなど、部材が用いられます。それらの部材の組み立てが適切に行われているか、確認する必要があります。それらの確認は、図面通りに施行されているかだけでなく、職人としての直感を働かせる場合もあります。
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組み立てた型枠の内側の清掃
型枠の組立ができたら、型枠の内側に入り込んでしまったゴミを清掃します。清掃しないでコンクリートを流し込むと、コンクリートの中に入ったゴミによって、コンクリートの強度に影響が出るからです。
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面木の目的
面木とは、コンクリートの角を面取りしたりRを付けたりするために取り付けられる部材です。面木の目的は、コンクリートの角を面取りしたりRを付けたりすることにより、コンクリートが欠けることを防ぎます。
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Pコンの穴埋め
Pコンの穴埋めとは、型枠を取り外した後に、セパレータに取り付けられているPコンを取り外した後にできた穴をモルタルなどで埋める作業のことです。「頭処理」とも言われています。
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型枠取り外しでの注意事項
型枠の取り外し作業は、型枠組立時と同様に作業主任者を選任しておくことや、あらかじめ作業手順を決めておくなどの共通点はありますが、型枠組立時とは異なる危険性もあります。
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壁型枠の組立手順
壁型枠の組立手順は、型枠パネルの建て込み、セパレータ、フォームタイの取り付け、対面の型枠パネルの建て込み、縦端太の取り付け、パイプの取り付け、型枠の締め付けの順に行います。
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柱型枠の組立手順
柱型枠の組立手順は、型枠パネルの建て込み、セパレータ、フォームタイの取り付け、対面の型枠パネルの建て込み、隣接パネルの建て込み、縦端太の取り付け、横端太の取り付け、型枠の締め付けの順に行います。
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