型枠工事いろは
COLUMN

型枠工事とは

型枠工事とは、鉄筋コンクリート造の建築物をつくるときに、コンクリートを流し込む枠を工事することです。型枠には主に木枠が用いられ、パイプで強固に固定し、コンクリートを流し込んだときに型枠が変形しないようにします。

型枠工事の材料

型枠工事には、木枠やパイプ、Pコーン、目地棒などの材料を用います。木枠の材質はベニヤ板が使われ、表面の状態によってA種、B種、C種の3種類に分けられています。

型枠の材料は、鉄筋コンクリートの内部に埋め込まれるものはそのまま放置されるものと、鉄筋コンクリートの外側に設置されて、コンクリートが乾いたら取り外されるものがあります。

取り外された材料は、別の場所に再利用されることが多いです。

型枠工事の資格

型枠工事は、重量物であるコンクリートを流し込んで、型枠が壊れないように強固に固定する必要があります。もし型枠が壊れるようなことがあったら、工事現場で作業をしている人を巻き込んで、怪我や命にかかわります。

そのため、型枠工事には「型枠施工技能士」という資格があります。この資格を取得するためには、学科試験、製作等作業試験、計画立案等作業試験に合格する必要があります。型枠工事の知識だけでなく、経験も問われる資格です。