型枠工事いろは
COLUMN

建築基準法施行令に記載されているかぶり厚さ

建築基準法施行令の第６節鉄筋コンクリート造の第７９条に「鉄筋のかぶり厚さ」という項目があります。

そこには、「鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、耐力壁以外の壁又は床にあっては2cm以上、耐力壁、柱又ははりにあっては3cm以上、直接土に接する壁、柱、床若しくははり又は布基礎の立上り部分にあっては4cm以上、基礎（布基礎の立上り部分を除く。）にあっては捨コンクリートの部分を除いて6cm以上としなければならない。」と記載されています。

つまり、かぶり厚さが、基本的には床は2cm以上、柱は3cm以上、立ち上がり部分は4cm以上、基礎は6cm以上になるように定められています。

この寸法は、例外があり、上記のかぶり厚さを出したときの同等の耐久性や強度が出せるもので、国土交通大臣が定めた構造方法を用いる部材や、国土交通大臣の認定を受けた部材については、適用されません。

かぶり厚さを出すためのスペーサー

鉄筋のかぶり厚さを、一定の寸法が出るようにするために、スペーサーという部材を使用します。スペーサーには、プラスチックのリング状の「ドーナツ」と呼ばれるものや、コンクリートのブロック状の「ブロック」や「サイコロ」と呼ばれるものがあります。

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