型枠工事いろは
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型枠工事の基準墨出し

型枠工事の基準墨出しには、各階基準墨(地墨)と各階基準高さ(階墨)があります。

基準墨出しとは

基準墨出しは建物を造る場合の基準する墨出しです。型枠工事の基準墨出しには、各階基準墨(地墨)と各階基準高さ(階墨)があります。

各階基準墨(地墨)

1階の床面に墨打ちされる基準墨は、必ず確認をして完全なものとしなければなりません。これが基準となって建物が建つためです。

一般階の基準墨は、柱筋や壁筋があり、通り芯(とおりしん)に基準墨を打つことができないため、「逃げ墨」と言って、本来、基準墨を打たれるところから1mほどの決められた距離を移動させたところに墨打ちをします。

各階基準高さ(階墨)

基準は平面だけでなく、高さにもあります。それを基準高さといいます。

1階の基準高さは、敷地周辺に設けた建物全体の基準レベルから、レベルと言われる測量機器で直接移します。

2階から上の基準高さは、1階に設けた基準高さからスチールテープなどで測って出します。