型枠工事いろは
COLUMN

型枠工事の水平荷重の検討

型枠に加わる水平荷重は、コンクリートを打ち込んだときにせき板などが膨張する力のことです。水平力の検討は、基本的にはコンクリートを打ち込んだときの応力のみを考慮します。

水平荷重とは

型枠に加わる水平荷重は、コンクリートを打ち込んだときにせき板などが膨張する力のことです。水平力の検討は、基本的にはコンクリートを打ち込んだときの応力のみを考慮します。

もし、型枠が台風などの強風に遭う場合には、強風による水平荷重にも耐えられるように設計する必要があります。

床スラブの型枠

床スラブの型枠では、支柱がある床スラブと支柱のない床スラブがあります。支柱がない床スラブは水平荷重による変形が大きくなるので、水平荷重に対する補強が必要となることが多いです。補強を怠ると、コンクリートのひび割れや不具合が生じる原因となります。

外壁や外周梁の水平荷重に対応するための補強

外壁や外周梁の水平荷重に対応するための補強は、低層階であれば梁部材の測名から斜めにチェーンを張り、パイプサポートの押引きで固定することが多いです。高層階ではチェーンを張ることができませんし、エレベータのような吹き抜けのあるところでは、壁の強度が弱くなるので、ここにもチェーンを張ることができませんので、他の方法で補強する必要があります。