型枠工事いろは
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型枠の構造計算で大切なこと

型枠の構造はたいへん複雑です。そのため、詳細に計算することが難しくなります。そこで、安全率を考慮した計算によって、充分に性能を発揮するようにします。

型枠の支持は、とても複雑です。形状が複雑になるとなおさらです。そこで、応力やたわみの計算では、合板せき板の支持条件は単純梁、合板以外のせき板や根太や大引の支持条件は単純梁と両端固定梁の中間の値で良いとされています。

大引で支持点が少ない場合は、集中荷重として構造計算することが望ましいです。支持点が4点以上ある場合は、分布荷重で計算しても良いとされています。

曲げ応力の計算には、コンクリートの荷重だけでなく、型枠の質量と作業傭員や機材の荷重を加えたもので計算します。