型枠工事いろは
COLUMN

型枠に作用する4種類の鉛直荷重

型枠には鉛直荷重と水平荷重が加わります。鉛直荷重には4種類あり、それらをご紹介いたします。

コンクリート・鉄筋・型枠の重量による荷重

型枠はコンクリートや鉄筋の重量に耐え、形状を保つ必要がありますが、その重量に型枠自らの重量も加わります。型枠の重量は、コンクリートや鉄筋の重さからすると微々たるものかもしれませんが、せき板やパイプなどの重さも、1枚や1本なら重たくないかもしれませんが、たくさん設置されるために総合計では相当な重さになります。

コンクリート打設時の器具・足場・作業員の重量による荷重

コンクリートを打設するときには、型枠の上側に打設用の器具や足場、作業員の重量がかかります。打設用の器具としては、ポンプから押し出されたコンクリートを誘導する太いホースです。ホースの中にはコンクリートが入っているので相当な重さになります。

資材の積み上げや次工程に伴う施工荷重

コンクリートが打設された後に、表面が固まってきたら次の工事のために、資材を搬送したり、人が歩いたりします。そのときの重量も考慮しておく必要があります。

コンクリート打ち込みに伴う衝撃荷重

コンクリートを流し込むときには、コンクリートに勢いがあるために、その衝撃が加わります。コンクリートは固まっていなくても相当重いので、その衝撃も相当なものになります。