型枠工事いろは
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せき板の役割

せき板とは、型枠工事で用いられる板のことで、型枠工事で用いられるせき板の役割は、コンクリートの出っ張りなどの特定の形状を作ることです。

せき板の役割

せき板とは、型枠工事で用いられる板のことです。せき板の役割は、コンクリートを特定の形状に形作ることですが、支保工で補強してコンクリートの重量に耐えるという役割もあります。

せき板の表面

コンクリートの打ちっ放しの壁や柱を作る場合には、コンクリートの表面のザラザラ度合が気になります。このザラザラの度合は、せき板の表面によって異なります。

コンクリートが接触するせき板の表面には、黄色い樹脂が塗られているなどした表面処理されたものが多いです。表面処理されていると、コンクリートの表面の仕上がりが滑らかで綺麗に仕上がりますし、コンクリートが固まった後に型枠を外す作業が容易になります。

建築工事標準仕様書の記載されているせき板の種類

建築工事標準仕様書の「6.2.5 構造体コンクリートの仕上り」に次のように書かれています。

6.2.5 構造体コンクリートの仕上り (b)コンクリート表面の仕上り状態

合板せき板を用いるコンクリートの打放し仕上げは、表 6.2.4 により、種別は特記による。

種別表面の仕上り程度せき板の程度
A種目違い、不陸等の極めて少ない良好な面とする。6.8.3(b)(1)のせき板でほとんど損傷のないものとする。
B種目違い、不陸等の少ない良好な面とし、グラインダー掛け等により平滑に調整されたものとする。6.8.3(b)(2)のせき板でほとんど損傷のないものとする。
C種打放しのままで、目違い払いを行ったものとする。6.8.3(b)(2)のせき板で使用上差し支えない程度のものとする。

ここで、不陸とはデコボコのことです。

6.8.3 材料

(b) せき板の材料として合板を用いる場合は(1)又は(2)とし、厚さは特記による。特記がなければ、厚さ12mmとする。なお、合板に用いる樹種は、広葉樹、針葉樹又はこれらを複合したものとする。

(1) 「合板の日本農林規格」第5条「コンクリート型枠用合板の規格」による表面加工品

(2) 「合板の日本農林規格」第5条「コンクリート型枠用合板の規格」によるB-C