型枠工事いろは
COLUMN

型枠工事の建設業許可

大きな規模の型枠工事を受注するためには、建設業許可が必要になります。具体的には、1件の工事金額が消費税込みで500万円以上になる場合は、建設業許可が必要です。

型枠工事における建設業許可の種類

建設業許可にはいろいろな種類があり、型枠工事は「とび･土工･コンクリート工事」の建設工事の種類に分類されます。建設業の申請は、都道府県に行います。

建設業の許可区分

建設業の許可区分には、一般建設業と特定建設業があります。一般建設業は、1件当たりの工事の金額が4,000万円以上の工事を請け負う場合です。複数の下請業者に出す場合は、その合計額が4,000万円以上になる場合です。

特定建設業は、1件当たりの工事の金額が4,000万円未満の工事を請け負う場合です。工事の全てを自社で施工する場合に限られます。

建設業許可の有効期限と更新

建設業許可の有効期限は、許可のあった日から5年です。許可を得たからといってずっと許可があるわけではありません。許可の期限が土日だったり、手続きで時間がかかったりしても、その期限の延長は認められません。引き続き建設業を営む場合には、期限の30日前までに、許可を受けたときと同様の手続きを行って更新します。

型枠工事における建設業許可が取得できる条件

建設業許可は、申請をしたらだれでももらえるわけではありません。建設業許可の基準は、いろいろとあります。例えば、資格を有していたり、実務経験があったりです。型枠工事の場合には、職業能力開発促進法が根拠となっている型枠施工技能士があり、その資格を持った者が営業所ごとに常勤している必要があります。