型枠工事いろは
COLUMN

プラスチックの型枠

型枠のせき板には合板が用いられますが、プラスチックのせき板もあります。木を用いず、耐久性があり、繰り返し使えるので環境に良いとされています。

プラスチックのせき板のメリット

プラスチックのせき板は、合板のせき板と比べて軽いので持ち運びが容易にできます。使い終えたプラスチックはリサイクルができるので、環境にやさしい材料です。

プラスチックせき板で半透明のものがあり、それを型枠として使用すると、コンクリートを打設したときに、どこまでコンクリートが入っているかを見ることができます。

プラスチックのせき板のデメリット

せき板にはクギを打ち込むことがあります。プラスチックのせき板にも釘を打ち込むことができるのですが、その釘を抜くときにバールで強引に引っ張ると、プラスチックが壊れてしまうことがあるので注意がいります。

また、工事現場では、型枠を設置しているところで溶接をしていることがあります。合板でしたら、多少の熱でも耐えられますが、プラスチックは溶けてしまいます。ここも注意点です。