型枠工事いろは
COLUMN
工事現場のヘルメット
工事現場で使用するヘルメットについて、電球のことや名前のシール、後頭部の保護について述べてみました。
おでこに電気
ビルやマンションの型枠工事をするときは、必ず電気が必要です。部屋の中は、まだ電気配線がされていませんし、夜でも投光器で部屋や階段が照らされている程度です。その中で図面を見たり、メモをしたりするためには、電気が必要です。
電気には懐中電灯を使用しますが、懐中電灯を持って片手が塞がれてしまうと作業ができませんので、ヘルメットに取り付けられた懐中電灯を使用します。最近では、LEDで明るいものがあり、電池の寿命が気になりにくくなりました。
名前のシール
ヘルメットには、自分の名前が書かれたシールを貼り付けます。その理由は、工事現場で怪我や病気で倒れた人がいたら、すぐに名前が判るようにするためです。
現場ごとに指定のシールが異なることがあり、熟練の先輩たちのヘルメットはシールがたくさん貼られた跡が残ります。
ヘルメットの材質はプラスチックですので、耐用年数があります。強度が落ちて、いずれ寿命が来ます。耐用年数が来たヘルメットは廃棄しますので、そのときは新しいヘルメットになり、シールを貼る場所に悩みます。
後頭部の保護
屋外で仕事をしていると、日光で後頭部が厚くなり、熱中症にかかってしまう恐れがあります。そのため、後頭部にはタオルをかけて保護します。最近では、ヘルメットに取り付けて後頭部を断熱できるシートが売られています。
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