型枠工事いろは
COLUMN
自主検査表
自主検査とは、型枠工事をする前や施工後に自主的に行う検査のことです。そのときに使用するチェックシートのことを自主検査表と言います。
蛯名建設が使用する自主検査表では、4種類のタイミングで自主検査を行うことになっています。
1. 設計図書確認
型枠の施工図や強度計算書が、設計図書や指示書通りに行われているかのチェックを行います。
2. 施工前自主検査
施工前での自主検査では、親墨や子墨と鉄筋の確認、型枠材の品質を確認します。
3. 施工時自主検査
施工時自主検査では、型枠を施工しているときに、型枠が所定の目地位置に入っているかどうかや、開口部が計画通りに施工されているかどうかを確認します。
4. 施工完了(型枠組立完了)自主検査
施工後の自主検査は、チェック項目が最も多いです。柱や壁の型枠が管理値以内に施工されているか、柱の高さが設計図通りか、支保工にゆるみがないかや設計図通りに設置されているかなど、さまざまな項目にわたります。
自主検査表
自主検査表は、工区や階ごとに1枚用意し、上記4種類の項目別に、日付と担当者名を記入します。そして、それぞれのチェック項目に対して、「合格/不合格」を記載していきます。不合格の場合は、計画通りにやり直すことになります。
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