型枠工事いろは
COLUMN
型枠工事担当者の自主点検
型枠工事をしている人は、毎日自主的に安全点検を行います。安全点検表の項目は、(1)一般安全、(2)整理・整頓、(3)墜落・転落災害防止、(4)クレーン災害防止、(5)電動工具災害防止、(6)型枠支保工倒壊災害防止、(7)酸素欠之です。その内容についてまとめました。
(1)一般安全
ヘルメットや安全帯に損傷がないか、道具が壊れていないか、型枠工事をした箇所に問題がないかなど、普段使用しているものや目に触れるものの安全確認を行います。
(2)整理・整頓
型枠工事で使用する道具や機材などが整理・整頓されて置かれているか、必要なものが必要なときにすぐに手に入れられるかを確認します。
(3)墜落・転落災害防止
高所作業を行う場合は、安全帯の使用を徹底し、足場の状態を確認しながら作業を行います。
(4)クレーン災害防止
クレーンで荷物の積み下ろしをするときに、積み荷が崩れないかどうか、クレーンで釣り上げたものが落下しないか、しっかりと固定されているかを確認します。
(5)電動工具災害防止
電動工具は、電動工具の破損と漏電での災害があります。電動工具に亀裂がないか、正常に動作するか、ときどきメガーなどで漏電の確認を行います。
(6)型枠支保工倒壊災害防止
型枠工事を行ったあと、特にコンクリートを流し込んだ後は、型枠が倒壊しないかどうかの確認を行います。
(7)酸素欠之
特に地下での工事で気をつけることですが、地下ではガスが発生したりして、酸素が欠乏していることがあります。
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