型枠工事いろは
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スラブ用型枠のトラス鋼製仮設梁

トラス鋼製仮設梁とは、鋼棒を三角の形状にくみ上げて、両端のみで支えることができる強度のある支保工です。通常は使用しませんが、スラブの型枠工事で使用される場合があります。

トラス橋という橋をご存じでしょうか?

鋼鉄の棒を三角状にくみ上げた橋で、昔の電車の架橋として利用されていることが多いです。このようなトラス上の鋼製仮設梁を、スラブの型枠工事での支保工として利用することがあります。

パイプサポートで支持する場合は、スラブの下側に深い穴が開いている場合です。深い穴が開いていると、そこにパイプサポートを立てることができません。そこでトラス鋼製仮設梁を使用します。

そういった穴の開いた場所でも、鉄筋コンクリートであれば、フラットデッキを利用することができますが、どうしても鉄筋コンクリートを利用したい場合には、トラス鋼製仮設梁で支保工を行います。