型枠工事いろは
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型枠のスリーブとは?

型枠工事でスリーブというものがあります。スリーブはコンクリートに筒状の孔を開けるために用いられるものです。スリーブの材質は紙管や塩ビパイプなどを用います。

建物には、上下水道の配管やガス管、電気配線などが設置されます。鉄筋コンクリートの壁の外から中へ、そういった配管や配線を取り入れるためには、鉄筋コンクリートに孔が開いていなければなりません。

その穴を作成するためのものを、スリーブといいます。スリーブの材質は、紙管や塩ビパイプなどを用います。紙管は材質が紙なので、1回しか使用できません。何度も使用する場合は塩ビパイプを用います。鉄筋コンクリートが固まった後でも、紙は取り外しやすいので、同じような孔を開ける場合でも、紙管が用いられることもあります。

型枠に設置されるスリーブは、隙間からコンクリートが入り込まないように、テープやキャップでフタをします。もし生コンが入り込んでしまい、固まってしまったら取り除くのに苦労します。

スリーブは、コンクリートを流し込んでいるときに動いてはいけませんので、しっかり固定します。また、孔の部分は鉄筋コンクリートの強度が弱くなるので、鉄筋を多めに設置します。