型枠工事いろは
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セパレーターとは

コンクリートの壁の厚さは、型枠を設置した幅で決まります。その幅を決めるのが「セパレーター」、通称「セパ」です。型枠工事で必須のセパレーターの役割や使い方と種類をご紹介します。

セパレーターとは

型枠工事は、コンクリートを流し込む型枠を設置する工事のことです。コンクリートを流し込む隙間を作る作業です。

コンクリートの壁の厚さは、型枠を設置した幅で決まります。その幅を決めるのが「セパレーター」、通称「セパ」です。

セパレーターは丸い棒です。その両サイドには、ネジが切ってあります。コンクリートの壁の厚さに応じて、セパレーターの棒の長さを選びます。

両サイドのネジの部分には、P-コンや座金を設置し、型枠の板を固定します。

セパレーターの種類

セパレーターの種類には、長さが様々ありますが、他にも、両サイドにP-コンや座金を設置するかによって種類が異なります。

P-コンは、「打ちっ放し」と言われるコンクリートがむき出しの壁に使用します。セパレーターの両側がP-コンのものを、B型セパレーターと言われます。セメントと砂を水でねったものを塗る「モルタル仕上げ」の壁には、C型セパレーターを使用します。

他にも、片側がP-コン、もう片側が座金といったタイプのものや、座金にもいろいろな種類があり、それらの組み合わせのセパレーターもあります。これらは、現場の壁がどのような仕上げになるのかによって、異なってきます。