型枠工事いろは
COLUMN

透水型枠工法とは?

せき板の表面に微少な孔の空いたシートや織布を貼り付けたものを用いて、コンクリートを打設する工法です。コンクリートの余計な水分や空気が抜けるので、ジャンカが起こりにくくなり、コンクリート表面の仕上がりが緻密になります。せき板にも水や空気が抜ける穴を、所々に空けておきます。

ジャンカとは、コンクリートに混ぜられた砂利がコンクリートの表面に出てきて、見えてしまった不具合のことです。また、コンクリートの表面に空洞ができたりします。こういった不具合は、表面の仕上がりが悪く見えたり、コンクリートの中に水が入りやすくなったりするので、良くありません。

透水型枠工法を用いることで、このようなトラブルを防ぐことができます。