型枠工事いろは
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型枠に加わるコンクリートの側圧

コンクリートを打設すると、型枠に側圧がかかります。この側圧で変形しないように型枠を固定します。側圧はコンクリートの質によって最大となる場所がことなります。

硬練りコンクリートの場合

硬練りコンクリートの場合、つまり水の量が少なくスランプ値の小さなコンクリートの場合、型枠の中にコンクリートをゆっくりと流し困れます。すると、コンクリートは水と反応して固まっていくので、下の方から少しずつ固まってきます。

コンクリートが固まってきたところは側圧が小さくなってくるので、側圧の最大値は、型枠の一番下側でなく、固まった状態に応じて最大値が型枠の上側に移動していきます。

軟練りコンクリートの場合

ポンプ車などで押し上げて使用するコンクリートは、軟練りコンクリートと言われます。読み方は、「なんねり」です。

軟練りコンクリートはポンプでいっきに流し込まれるので、型枠の側圧は、一番下側が最大値を示します。

ですので、その側圧の最大値に耐えられるように、型枠をパイプなどで補強します。