型枠工事いろは
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デッキプレート型枠施工での安全上の注意点

デッキプレート型枠を施工する場合の安全上の注意点として、強度上の注意点があります。支保工の数が少なくなるので、コンクリートの重みに耐えられるように、デッキプレートの強度を充分に考慮する必要があります。

デッキプレートを施工した後に、その上に人が乗ることがあります。その場合に、梁を軸としてデッキプレートが横に移動するように倒れてしまうことがあります。そうすると、デッキプレートといっしょに人が下の階に落ちてしまいます。その下側に人がいたら、さらなる重大な事故につながります。

デッキプレートの施工時に強度を出すために、さまざまな方法があります。デッキプレートの下側の梁には、縦桟木(たてさんぎ)を600mmピッチで入れることになっています。

また、同様な理由で、デッキプレートの下側に筋交いチェーンを張ったり、梁のところに傾斜防止材を取り付けたりして、デッキプレートを確実に固定します。