型枠工事いろは
COLUMN

型枠工事の補助サポートとは

パイプサポートでスラブなどの型枠を支えるときに、パイプサポートの長さが足りない場合に、補助サポートを用います。

補助サポートとは

スラブの型枠工事では、パイプサポートで、スラブの型枠を支えます。パイプサポートには、長さの種類がいろいろとあるのですが、手持ちのパイプサポートでは、長さが足りないことがあります。

例えば、天井が通常よりも高めのエントランスなどの天井や、天井裏に空調のダクトが配管される場合です。空調ダクトが天井裏に入っている場合には、建物が完成したら天井は普通の高さのように感じても、点検口から天井裏を覗き込むと、空調ダクトが入っている分だけ、スラブの高さがあることがあります。

そのような高い場所のスラブの型枠を支える場合には、パイプサポートに「補助サポート」という棒を継ぎ足します。

補助サポートは、パイプサポートの長さを延長する役割があり、パイプサポートに水平に取り付けられます。

補助サポートの種類

補助サポートは、形状と長さで数種類に分かれています。

補助サポートの形状

補助サポートの形状には、パイプサポートに差し込んで使用するタイプと、台板を持っているタイプがあります。台板のタイプは、補助サポートとパイプサポートの台板をボルトとナットなどで固定します。

補助サポートの長さ

補助サポートの長さは規格があり、それによって種類が分かれます。

1型1,750mm以上1,800mm以下
2型1,450mm以上1,500mm以下
3型1,150mm以上1,200mm以下