型枠工事いろは
COLUMN
金属製のせき板
金属製のせき板には、鋼製型枠パネルやデッキプレート型枠が広く用いられます。メッシュ型枠もあります。それぞれの特徴をご紹介します。
鋼製型枠パネル
鋼製型枠パネルは、金属製の面板と枠組材を組み合わせたものです。剛性が高く、耐久性に優れいているため、繰り返し用いることができます。金属の表面に合わせてコンクリートが仕上がるため、仕上がり表面がとてもなめらかです。組立や解体が容易です。
デメリットとしては、保湿性に欠けることや、加工が容易でないこと、重量が重たいことがあります。
鋼製型枠パネルのサイズには規格があり、名称は「3018」や「1515」などのように、サイズに合わせた番号の呼び名があります。
デッキプレート型枠
デッキプレート型枠は、床スラブ用の型枠のことです。工事現場で天井を見上げると、天井一面に金属の板が張り巡らせてあることがあります。それがデッキプレート型枠です。デッキプレート型枠を敷き、鉄筋を設置した後に、コンクリートを流し込んで、床スラブをつくります。
デッキプレートを用いると、床スラブのための支柱を大幅に減らすことができるので、床スラブは急速に普及してきました。
メッシュ型枠
メッシュ型枠は、メッシュ状の金属の型枠のことです。メッシュの隙間を工夫することで、メッシュの隙間からコンクリートが漏れないように工夫されています。基礎部分や地中部分の型枠として用いられます。仕上がりの表面は、ザラザラです。
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