型枠工事いろは
COLUMN

型枠工事の工程計画の立て方

型枠工事を行うためには工程計画を立てることから始まります。型枠工事は、躯体工事の工程の中で大部分を占めているため、躯体工事の工程と合わせて行うことが前提です。天候や長期休暇、配員、資材の手配、型枠加工場の確保などを考慮しながら工程をち密に立てます。

工程計画

型枠工事を行うためには工程計画を立てることから始まります。型枠工事は、躯体工事の工程の中で大部分を占めているため、躯体工事の工程と合わせて行うことが前提となります。

また、型枠工事や躯体工事の期間は、建物が大きければ大きいほど、工事が長期間に及ぶため、工程の中に、雨や梅雨などの天候、年末年始やお盆の長期休暇、真冬や真夏での作業効率低下なども考慮して、余裕をもって工程を組む必要があります。

工期を短縮したいために、余裕のない工程を組むと、予定外の作業や工事が発生したり、型枠の精度が下がってしまったり、躯体に設置すべきものを忘れてしまったりと、余計なコストが後から発生してしまうことがあります。やはり、余裕を持った工程が望ましいです。

作業条件を考慮して工程を立案

型枠工事の工程を組むときは、各階や各工区でどの程度の作業量が発生するかを算出します。その作業量と作業車の数から、作業に要する日数を想定し、工程を立案していきます。次に、基礎や地下、1F、屋上などの標準的な階以外について、個別に工程を考えます。

その工程にて、作業車の配員や資材の手配、搬入、型枠の加工場の確保などを考慮して、工程を調整していきます。