型枠工事いろは
COLUMN

型枠で用いるせき板のB-C品とは?

型枠工事で用いられるせき板には、表面の状態をA種からD種までの基準で表します。その中には、B-C品と言われるものがあります。B-C品とは、片面がB種、もう一方の片面がC種のせき板のことです。

せき板は使い回して使用する

せき板は、損傷のないものは使い回しをします。1回使用して捨てていたらもったいないのです。

使用されたせき板は、コンクリート片が付着していたり、汚れたりしています。再度使用する前に、せき板の表面に付着したコンクリートをそぎ落としたり、汚れを洗浄したりして、しっかり乾かして使用します。

せき板の劣化と基準

同じせき板を何度も使用していると、表面がザラザラしてきたり、割れたりしてくるので、コンクリート表面の仕上がりが悪くなります。そのように、せき板は使用頻度によって、表面の状態が悪くなります。

その基準をザックリと述べると、せき板の表面の状態が良好なものをA種、少し悪くなったものをB種、まだ使用できそうな状態のものをC種、粗悪なものをD種と基準が設けられています。

また、せき板の両面が同じ状態とは限りません。片側がB種、もう一方の片側がC種のものを、B-C品と呼んでいます。