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鉄筋コンクリートの耐用年数は標準で65年

マンションやビルなど鉄筋コンクリートの建物の耐用年数は標準でおおよそ65年。人の寿命の間使い続ける期間と重なるように設定されています。

耐用年数は、正しくは共用期間と言われてイアス。多くの人が使用する期間のことです。「標準共用期間はおおよそ65年」です。

標準ということは、これよりも短かったり、長かったりする期間の鉄筋コンクリートもあります。

65年間は、建物を放置していて良いというものではありません。自治体が定める特殊建築物や特定建築物の場合には、自治体が定める定期検査を必要とします。

鉄筋コンクリートは傷んだ箇所を補修しなければ、そこから水や塩分が入り「電飾」という痛みが進行しやすい症状が発生します。

コンクリートはアルカリ性なので、中の鉄筋が守られます。コンクリートは「中性化」といって長い時間をかけてアルカリ性から中性に変化していきます。すると、鉄筋が守られなくなって劣化が急速に進むことになります。

これらの鉄筋コンクリートの劣化を防ぐ補修を行って、初めて耐用年数もしくはそれ以上の年数、建物を維持できます。