型枠工事いろは
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セパレータの頭処理

せき板を取り外した後のセパレータは、頭を処理する必要があります。セパレータの頭処理についてまとめました。

セパレータは、型枠の位置を固定して、コンクリートの厚みを決めるための重要な金具です。セパレータはコンクリートの中に取り残されることになりますが、コンクリートが固まり、せき板を取り除いた後は、頭の部分が見えたままになっています。その頭を処理します。

コーンを使用するセパレータの場合

コーンとはセパレータの頭にプラスチックの頭が付いているものです。せき板を取り外したら、コーンの部分がコンクリートにめり込んでいるように見えるので、それを取り外します。コーンを取り外したところは穴になっているので、モルタルで埋めます。

地下などの水漏れが起こりそうな場所での穴埋めでは、防水処理を行います。

コーンを使用しないセパレータの場合

コーンを使用しないセパレータでは、せき板を取り除くと、コンクリートの表面に座金がめり込んだようになり、ネジ部が露出します。座金はそのまま残して、ネジ部をハンマーで叩き折ります。破断面には防錆剤を塗ります。

モルタルで埋めなくても良い部材

コーンを取り除いたり、ネジ部をハンマーで叩き落としたりした後に、コンクリートに穴が開いている場合に、そこを埋める必要がありますが、モルタルを用いずに、穴に差し込むキャップのような部材もあります。モルタルを用意しなくても良いので、手軽で便利です。